浜田探検隊

島根県西部で食べられる「うずめ飯」!一見すると質素だけどビックリ箱みたいな料理!?:浜田探検隊


うずめ飯は島根県の西部で食べられる、ご飯の下に具材をうずめて隠し、出汁をかけてワサビを載せた郷土料理です。

うずめ飯は、名前のとおり具材がご飯の下にうずまっているため、一見すると具が入っていないように見えてしまいます。

このようにご飯が具材を隠すように盛られている理由は諸説ありますが、質素倹約が言われて時代背景から、具材を隠すことによって役人に贅沢をしていないように見せるために考えられた説や、肉を口にすることが少なくない時代だったのでご飯の下にお肉を隠したという説があります。

 

お肉を隠すためだと言われることもありますが、野菜がメインであることが多く、地域によってお肉をいたり、魚を入れたりと具材には違いがあります。

個人的な意見になってしまうかもしれませんが、贅沢を隠すために具材をうずめという説が最有力な気がします。

そんな、具材を隠すために生まれた料理ですが、ワサビが効いた出汁がご飯と具材との相性が抜群です。

また、見ていて面白い料理でもあり、ご飯に隠された具材が食べるほどに、どんどん溢れ出てきます。

 

また、島根県はワサビの産地としても有名であり、「東の静岡、西の島根」ともいわれており、ワサビの産地であったことも、うずめ飯が生まれる理由になったのかもしれません。

うずめ飯において、ワサビは非常に重要なアクセントとなっていますので、できれば本ワサビをすりおろして食べるのがおすすめです。

面白い料理なので、お子さんと一緒に、うずめ飯を食べると、楽しく食事ができるのではないでしょうか。

最新記事