浜田市の生命線?浜田自動車道について知ろう!:浜田探検隊
浜田市にある浜田自動車道は、浜田市と広島県をつなぐ重要なパイプになっており、浜田市の重要な生命線と言えるでしょう。
そんな浜田自動車道(通称:浜田道)が開通したのは、1989年の平成元年のことで当時は島根県出身の竹下総理(在任期間1987年11月6日 – 1989年6月3日)であったため、竹下総理のおかげで開通したなんて言われることもあります。
竹下総理のおかげであったにしろ、なかったしろ浜田市民として、浜田市と広島に行き来が楽になったことはうれしい限りです。
また、浜田と広島をつなぐ重要な交通網となっている浜田自動車道ですが、そもそも広島と浜田には鉄道を結ぶ計画がありました。
浜田と広島間に線路がないのは高速道路があるから?
浜田に高速できる前の、広島と浜田市をつなごうという計画があり、高速道路ができる約50年前の1933年(昭和3年)には鉄道のための工事が始まっています。
しかし、今の浜田と広島間には鉄道はなく未完成のままの終わってしまっています。現在では幻の広浜鉄道今福線として当時の名残の建造物が歴史や鉄道好きな人の観光スポットになっています。
この線路が完成しなかった理由は、戦争によって施工が中止や、資金が集まらなかったこと、いろいろな要因があげられますが、高速道路が完成しなければいずれは鉄道ができていたのではないかとも言われます。
もちろん、高速道路ができてもできなくても、資金不足で完成することはなかったかもしれません。
今となってはどちらが良かったのかわかりませんが、旅行の手段としてよく高速道路を利用することがあり、浜田市は田舎という事もあり、多くの人が自家用車を持っているため、高速道路の建設で移動の利便性は上がりました。
浜田市のホームページの統計を参考にした所、浜田市の平成26年度の世帯数26,194対して、乗用車と軽自動車を合わせた保有台数は38,766台であり、1家に一台は車をもっています。
私も毎年のように旅行に行く際には浜田自動車道を利用しており、飛行機を利用する際にも浜田自動車道で広島に出てから遠出します。
また、浜田市には大きな港があり、大きな船からコンテナがおろされて広島に運ばれています。
大きな港を持っている浜田市にとっては高速道路で都市である広島につながることができるのは経済的に役立っているといえるのでしょう。
そんな、浜田市民にとって足としても経済にも役立っている高速道路ですが、交通の危険性が指摘されることもあります。
法定速度が時速70kmなので、他の高速道路に比べてると遅くなっています。
これは安全上の理由で、皆さんも安全のために法定速度は守るようにしましょう。
浜田道は危険な高速道路?
浜田道は比較的に交通量も少ない高速道路ですが、大きな事故にならないようにするために法定速度はしっかり守ることが推奨されます。
そもそも論として、高速道路を走る際には法定速度を守った方が良いですし、法律的にも法定速度を守らないといけませんが、浜田道は構造上、車の正面衝突の危険性が高いのです。
浜田自動車は法定時速が70キロであり一般的な高速道路しては、法定速度は遅い方であるため、ちょっと飛ばしたい気持ちのなるのもわからなくはありません。
このような法定速度になっている理由が、片側が1車線しかなく対面通行であるという事です。
ちなみに、片側一車線しかない道路のことを暫定2車線といいます。これは道路の車線数を数える際に往復の車線数を数えるためです。
浜田道ではほぼすべての区間が暫定2車線と言われる事故の危険性がたかい車線となっています。
一般的な高速道路では安全上や交通量のことを考えて、片側の車線は複数とられることが多いですが、浜田道では交通量が少なく、建設費も期間が少なく済むなどの観点から暫定2車線で建設されています。
また、中央分離帯はなくセンターポールが高速道路の中央分離帯の役割をしている箇所が多いです。
このような方式の暫定2車線の道路では、反対車線に簡単に行けるため、車と正面衝突する事故のリスクが高いです。
実はいうと、時速70kmでも暫定2車線の道路では早いぐらいであり、素早い判断や一瞬の操作ミスによる事故の危険性などを考えると、法定速度の守る必要性は非常に高いと言えます。
そもそも法定速度は守るべきではありますが、浜田道は正面衝突の危険性が高い道路であることを覚えておきましょう。
ただし、交通量は少ないので構造上の危険性はありますが、交通事故が突出して多いわけではありません。どんな道路でも交通規則は守って十分に注意しましょう。
浜田にくる際には、浜田自動車道を利用する場合が多いと思いますので、十分に注意して利用しましょう。