有機栽培で作られた野菜を使用した拘りの浜田のクラフトビール(地ビール)「穂波」を知っていますか?!:浜田探検隊
夏と言えばビール、そして寒さで凍える冬もビール、秋も春もビールなわけで、一年中飲みたくなってしまう飲み物と言えば、ビールですが浜田にもクラフトビール(地ビール)を作っている会社があるらしいのです。ということで、浜田のクラフトビールについて調査することにしました!
さっそく浜田の地ビールを作っている「株式会社三島ファーム」さんに取材をお願いしたところ、心よく取材をうけてくれました。ありがとうございます(∩´∀`)∩
取材にうかがわせていただくと、浜田の地ビールである、穂波とご対面です。
これが、浜田で作られたクラフトビール「穂波」です!! 早くビールを飲みたいという気持ちを抑えつつ、頭を切り替えて取材させてもらいました。
そして、この方が浜田の地ビールを作ってくれている三島淳寛(みしまあつひろ)さんです。
写真からも優しさが伝わってきませんか?
ちょっとした、浜田のご当地トークを繰り広げた後に、最初に見て気になったのが浜田のビールの「穂波」という名前のことを聞いてみました。
勝手に地名かな?と思っていたのですが、浜田に長年住んでいるのですが、穂波という言葉を聞いたことがありませんでした。
この「穂波」という名前は、地名ではなく麦の穂が重みで垂れ下がり風で揺れて波のようにみえる風景から来ているようです。
なんてキレイな名前でしょうか。飲む前ですが名前からすごく気にいりました。
〇島根県産の原料で作っています!
浜田の地ビールということで取材をさせてもらったわけですが、一体どんな所が浜田のビールなのか知らずに取材に行かせてもらいました。
(↑むちゃくちゃ失礼な奴ですよね、もっと勉強していくべきだと自分でも思います。)勉強不足である私に、浜田のクラフトビールは、原料の芋や生姜、黒豆を地元の物で作っているということを教えて頂けました。
原料の種類やビアスタイルの違いからゴールデン、レッド、ホワイト、ブラウン、ブラック、安納に分けられます。
原料はゴールデン、レッド、ホワイト、案納が芋を使用しており、ブラウンは生姜、ブラックは大豆です。
さらに、芋を使用しているビールはビアスタイルに合わせて、芋を紅はるか、紫芋、安納芋と種類を変えているのです。
そんな、原料に拘ったクラフトビールですが、浜田で行われている花火大会(浜っ子まつり)8月4日でも販売されるみたいですので、探してみてください。もし、浜田のお祭りに行ってみたい、浜田に立ち寄ることがある際には、ぜひとも飲んでみてください。
こちらのサイトでも、販売されているので、ぜひ購入してみてください。
〇有機栽培で作られた原料を使用しています!
三島ファームさんが作っているクラフトビールが地元の物を利用しているのは、わかりましたが、さらなる拘りがあるのか質問してみました。
すると教えてもらえたのが、浜田のクラフトビールのゴールデン、ホワイト、レッドは三島ファームさん自身が作った芋で、有機栽培で育てているということです。
有機野菜は、極力農薬の使用量を減らし、決められた農薬しか使えない栽培方法で作られた野菜のことです。オーガニック野菜ともいわれ、安心して食べられる野菜ということで知られるようになってきますよね。
スーパーなどで有機野菜を探してみてもほとんどありません、どのぐらい作られているでしょうか?
有機栽培がどのぐらいの畑で行われているか聞き忘れてしまったので、自分で調べた所(ダメですねちゃんと聞けよ……)日本での有機栽培の畑はおよそ0.2%しかないそうで、有機栽培の野菜というだけで貴重ということです。
クラフトビールに有機栽培の野菜を使用しているのは珍しいとおっしゃられていましたが、貴重性がわかりました。
やはり加工食品だと、どんな野菜が使われているのか心配になる所がありますよね。地元の原料を使用し、有機栽培だととても安心ですよね。
そんな、クラフトビールが一体どんな味がするのか、飲ませて頂きました。
穂波ゴールデンは、島根県浜田産の紅はるかを使用し、アメリカンペールエールというビアスタイルで作ったビールだそうです。あまりビールのスタイルについては気にしたことが無いのですが、アメリカンペールエールというのも良く知られているビールのスタイルみたいですね。
一般的なスタイルというだけであって、ほのかな苦味を感じて、どんどん飲み進めたくなるビールです。そして、鼻に抜ける柑橘系の香りと、紅はるかの芋の香りが最高でした。
ビールの鼻にぬけるフルティーな味が好きという人は、この穂波ゴールデンが好きだと思います。万人受けしそうな味わいなので、友達とかと一緒に飲もうとするなら、私ならこれを選びます。
また、他の穂波のビールと飲み比べてみると味の違いが良く分かって面白いので、飲み比べながら飲むのもおすすめです。
穂波レッドのしっかりとした色は、浜田産の紫芋由来のもので、ホワイトとは対照的な色合いに驚きつつ、目を奪われる色合いです。飲んだ印象としては、苦味が少ないということでしょう。ビールを何度か飲んでいると苦みの良さが分かってくると思いますが、ビールを飲んだ経験が少ない人ほどビールの苦味が苦手という人が多いですよね。
穂波レッドは、ビールに挑戦してみたい、苦味は苦手という人でも飲みやすいと感じるビールでしょう。
穂波ホワイトは安納芋を使ったクラフトビールです。グラスに注ぐと穂波レッドと比べて色の白さが際立ちました、同じ芋のビールでもスタイルや芋の種類が違うとこんなに色に違いが出るんですね。色への注目はさておき、さっそく注いだビールの味の違い比べさせてもらいます。
穂波ゴールデンに比べて苦味が少なめなので飲みやすいです、色が薄いので香りは少ないかなと勝手に思いましたが、しっかりとフルティーな香りを感じることが出来ます。
私はどちらかというと、苦味が少ないビールが好きで、香りを楽しみたい人なので、とても好みなビールでした。
まず、穂波ブラウンを私が一口飲んで思ったのが「飲みやすい!」という感想です。穂波ブラウンはセッションビールというアルコール度数が低い物で、アルコール度数が低いので飲み会の始まりから終わりまで酔っ払い過ぎに飲めるビールと言われます。
あたり前ですが、お酒はアルコールが多くなるとアルコールの匂いが出てくる、それが良いという人もいるが、苦手という人も多いですよね。
また、アルコールに弱い人はアルコール度数が強いとすぐに酔っ払ってしまいますが、穂波ブランはアルコール度数が低いため飲み続けられるビールです。
もちろん、風味はビールでしっかりとしたホップの苦味もあるのですが、ジンジャー(生姜)の香りとアルコール度数の低さから一見するとカクテルのような飲みやすさを感じました。
昼間からでも飲みたくなるビールで、何杯も飲みたくなったのですが一本しか入手していないことが惜しまれます(;一_一)
飲みやすいスッキリとしたビールが飲みたい、アルコール度数が低いビールが飲みたいという人にはお勧めなビールでした。
穂波ブラックは島根県浜田産の黒豆を使用しており、浜田の地ビールの中で最も濃い色をしているビールです。また、穂波の中でアルコール度数が高いビールとなっており、アルコール度数が高いビールが好きな人は穂波ブラックにハマることでしょう。
さらに、穂波ブラックはただアルコール度数が高いビールではなく、コクと旨味が強いビールで、味の濃いビールです、色が濃いだけあります。
アルコール度数も高く、味も濃いので飲みごたえがあります、個人的には仕事終わりの疲れた時に飲みたいビールですね。
疲れ時には、ガツンと濃いビールが飲みたくなる気持ちのわかる人はいないですかね?
おいしいビールだったので、どんどん飲み進めていってしまったわけですが、次で最後のビールです、なごり惜しいですね。
ゴールデンや、レッド、ホワイトと同じように穂波案納も芋を使用したビールなのですが、他のビールが香りを楽しまされてくれるのに対して、穂波案納は飲んだ後からでもしっかりと芋の余韻が残ります。同じビールの種類が違うことでこれほどまでに、味に違いが出るのかと驚きを隠せませんでした。
この穂波案納は他の地方のクラフトビールでは、これほど芋を入れる所は無いのではと思われるくらい芋を入れています。
だから、こんなにも芋の味がしっかり伝わってくるのだなと感心させられました、個人的にはこの穂波案納が一番好きです。
ビールをあまり飲み比べてみた事なかったので知りませんでしたが、ビールはスタイルによってこんなに違うんですね、そしてどれもおいしいです。これは、県内の人にも、県外の人にもおすすめしたくなる味でした!
直接取材して飲み比べてみることでクラフトビールの良さが良く分かりました、ビール好きな人は、一度浜田のクラフトビールを試してみてくださいね!