浜田探検隊

下処理不要のイノシシ肉を販売する陽気な狩人:浜田探検隊

お店の名前が特徴的な「陽気な狩人」。
お店を運営している狩人の今田さんがとても明るい方だからこの名前なのは、想像に難しくありません。
中でも店内にあるマラカス(マスカラではない)を持った狩人今田さんの写真を使ったポスターが印象に残りました。

以前このサイトでご紹介した浜田市弥栄町にある「弥栄町獣肉加工処理施設」の隣にこのお店はあります。訪ねるのに目印がほとんどないので、迷子になるかもしれませんが、途中まではナビを信じて、近くになったら「陽気な狩人はこちら→」の看板を信じてたどり着くことが出来ます。

名前 陽気な狩人
住所 〒697-1203
島根県浜田市弥栄町高内イ333−1

 

店内はウッディな山小屋というか山荘のような味わいのある作り。弥栄町の名産品も取り揃えられ、料理が提供されています。
イノシシ肉を扱っているというと、独特の匂いがあるのかと想像していましたが、においは全くなく、料理前に提供されたコーヒーの香りを楽しめるほどでした(実はこのコーヒーもめちゃくちゃ美味しい)。

今田さんの考えの一つが、「ノンケミカル」。
「川上に居るものとして、川下の方々に迷惑をかけないように、ケミカルを使わないように心がけている」とのこと。
とはいえ、新鮮で安心の食材を提供しなければならないのでしょう、使用する水は、酸性電解水やアルカリ電解水だけでなく、水素水など新しい情報や技術も積極的に取り入れている様子。それが美味しさの源かもしれません。
この「陽気な狩人」では、うどんが中心ですが、イノシシ料理もあります。
うどんに使われているお肉はカレーうどん以外は牛肉。カレーうどんには、イノシシ肉が使われています。

今回は、イノシシのうま味を味わいたいので「イノシシさっと炒め」800円を注文。
「ニオイやクセがないってホントかな?」と疑った自分が痛い奴だと実感。
味付けは、塩コショウとイノシシ肉の風味を邪魔しないくらいのほんの少しのにんにくのみ。
それだけなのに、ホントに、ニオイやクセがなく、どちらかといえば豚肉と牛肉の中間。
とにかく言われなければイノシシ肉とわからないくらい柔らかくて美味しいんです。
このお店で出されているイノシシは、冷凍していないエイジング生肉。
今田さん曰く、「冷凍肉だとこうはいかないよ」とのお話しですし、処理や熟成の大切さも改めて実感しました。
肉だけでなく、弥栄山岳農場の卵を使った卵かけご飯(300円)も美味しい。


卵の黄身が、飼料で無理やり色づけられた感じではなく、自然な色合いな感じなのもいいですね。
「イノシシさっと炒め」に添えてあった白菜の漬物とタケノコの漬物もいい感じです。。
何から何まで、「自然のものを」「できるだけ自然を傷つけずに」「生き物に感謝して」調理する、そんな姿勢を感じさせられました。

お土産にイノシシ肉を購入。
このサイトにある「イノシシ肉の下処理」ページは、このお店(弥栄町獣肉加工処理施設)のような処理を行っていない場合のイノシシ肉を一般人が美味しく食べる方法を記載していますが、このお店で購入したお肉は、その手間をかけずに鍋や塩コショウで炒めたりするだけで美味しくいただけます。
下処理をしなくて済むなんて、なんてミラクル!!!
こちらで作って販売している「どぶろく(濁酒)里山桜(4合瓶1,750円)」を飲みながら陽気に鍋を囲めます。
ところで皆さんご存知でしたか?


どぶろくって、瓶を置いておくと白濁層と透明層の上澄みに分かれるのですが、飲む前に振って飲むのではなく、上澄み層1センチ位をちょこっと飲むと、それはそれは美味しい純米酒の味わいだそうです。
早速、このどぶろくと美味しいイノシシ肉を会社のメンバーといただきます。

「島根県浜田市っていいところだな」と再認識させてもらえる「陽気な狩人」今田さんに感謝です!

 

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